常滑市 榎戸区

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榎戸の民話

 
欄間から抜けだした龍 【龍雲寺】
 

(参考文献)  「常滑の城」    吉田弘著     (常滑の史跡を守る会)     1997年発行



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榎戸の龍雲寺は、徳川家康の孫に当たる、竹腰三信公が開いた寺です。
三信公は、晩年、榎戸に住んで、鬼ヶ崎新田を開くなど、当地の開発に力を尽くした領主さまです。

この寺の本堂須弥壇(ほんどうしゅみだん)の上の欄間には、木彫りの龍がはめ込まれていますが、すば
らしい出来栄えで、今にも欄間から抜け出て来そうな気配さえ感じます。

この龍について、次のような話が伝えられています。

「和尚さん、大変、大変、大変です。」

夜中に小用に起きた小僧さんが、あわただしく和尚さんのところへ飛んできました。

「この真夜中に、何事か。静かにせんか、そうぞうしい。」

和尚さんにたしなめられて、小僧さんは、やっと落ち着きを取り戻して言いました。

「でも、本当に大変です放生池に龍が、龍が泳いでいます。」

「何、龍だと、はっはっはっ、寝ぼけたな。たしかにこの寺は龍雲寺で、龍の字はつくが、実際に龍など、お
るわけがないじゃないか。」

そうは言ったものの、小僧さんがあまり真剣に訴えますので、和尚さんも起きてきて、裏の放生池の方をう
かがってみました。

すると、小僧さんの言うとおり、月光にうろこを光らせた龍が、池の中をゆうゆうとおよいでいるではありませんか。

「やや、これは・・・・・・・」

和尚さんは、あわてず、静かにお経を唱えはじめました。

すると、泳いでいた龍が、ゆっくりと池から上がると、本堂の欄間の方へ静かに帰っていきました。

こんなことが、それからもしばしばありましたが、和尚さんの念仏で龍を欄間に封じ込めてしまってからは、
そのようなことは起こらなくなったといいます。
 

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